先日、嬉しいことがありました。
ご高齢の女性が残された遺言書。
公証役場で作成されたものではなく、ご自身で手書きされた自筆証書遺言でした。
自筆証書遺言自体は良いことなのですが、専門家のチェックを受けていなかったので、意味が繋がらない文字が幾つかあり、また、財産を特定する記載方法が適切でないという問題がありました。
しかし、せっかく残された遺言書が、何かのご縁で私のところに来たわけですから、なんとか、その遺志を実現させたいと思いました。
いろいろ判例を調べ、ロジックを組み立て、論文のようなものにまとめて、管轄の法務局に説明しました。
結果、法務局の了解を得ることができ、この女性のご遺志を実現できる目途が立ちました。
大きな達成感がありました。

でも、いつも、こんなにうまく行く保証は無いので、本当は、事前に専門家の法的チェックを受けていただきたいと思います。